転職したい夫を観察しながら応援するブログ

サービス業従事者の夫が転職したいと言うので、応援しながら日々の記録を残してみます

ある日夫が負傷して帰ってきた。

手負いの夫

夫はサービス業従事者である。

夫は高卒後、夫の仲間たちがそうしたように夢を追いつつフリーターを続け、日銭を稼いでいたらしい。 夢が仕事になりプロの〇〇になった者たちもいたが、そうでない者がもちろん大多数だった。夫は後者である。

2016年の秋、夫は某サービス業を営む小さな会社の正社員となり、月6日の休みでフルタイムの仕事を始めた。 慣れないことも多かったが、持ち前の粘り強さで仕事を覚えなんとか軌道に乗ってきたな、というのが2017年の夏頃である。 オフの日や仕事後の時間を使って、かつて目指していた夢を趣味に変え、健全に楽しんでいた。

そんなある日、

「手が痺れて仕事にならないから早退した!明日病院行くね!」

とLINEが。

夫の仕事は前々から聞いていたのだが、力仕事もあるようだ。 運が悪いと一日中力仕事になるときもあるという。仕事を始めた頃「もう手に力が入らない...」とぼやいていた時もあったが、あまり聞かなくなったので私もすっかり心配するのはやめていた。 最近手が痺れる瞬間が何度もあったらしいが、気のせいだと思うことにして放置していたらしい。

翌日、またLINEが。

「病院で測ったら握力20kg以下だった!職場に連絡したら一週間休んで様子見ろって」 「原因はよくわからないって。よくなるかどうかもわからない」

ただ事ではない.......気のせいでもない......女子学生レベルの握力やないかい...... 私の帰宅後、即夫婦会議を行った。

夫婦会議の結果

結論

転職しよう。そうしよう。

意見

  • 仕事内容自体は好きである
  • 40歳になって力仕事やれるかと言われると疑問がある
  • ワークライフバランスという概念のない職場
  • 給料が安い
  • 台風直撃の日に店を閉めないなんてどうかしてる
  • 今どき年末年始に店を閉めないなんてどうかしてる
  • 力仕事ができないとなると、職場にいても煙たがられる可能性がある

懸念点

  • 夫には職歴と言えるようなものがほとんどない。
  • Word、Excel使ったことない。PCはインターネットができるくらい。打鍵も遅い。
  • 転職の経験がないから、どうすればいいのかわからない。

生かすべきところ

  • とにかく人当たりがいい。気難しい年配の方の懐に忍び込むがうまい。
  • フットワークが軽い。ひょっとしたら何も考えていないだけかもしれない。

これからどういう行動をとるか

  • まず地域のジョブカフェを探して一週間の休暇中に足を運ぶこと
  • 退職に向けて準備すること

さて

夫は焦りこそ感じているようだけど、落ち込みまくっている様子ではなさそうだった。 そう見せないようにしているだけかもしれないが。

さっそく不慣れな PCを使ってジョブカフェを検索していた。

つづく。